思考伝聞

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押忍

夏季合宿・・・その2

  7月15日
 早朝六時。眠そうではあるが、遅刻者も無く全員集合。黙想から始まって、準備運動、基本稽古へと進む。みんな大きな気合を出し元気そうだ・・・が、問題はこの後だ。参加者は毎回合宿で、新しい「型」を一つ覚えて帰るのだが・・・前日の寝不足の為、型の様に頭を使う稽古をすると、意識が朦朧としてくる子供がたまにいる。毎度の事ではあるのだが・・・班毎に別れ、型稽古を始める・・・案の定、正座しながら寝ている子もいる。「先生、○○ちゃん寝てる~」とか言いながらも、お互い励ましあって、何とか頑張っている模様。
 一般部は、と言うと・・・この日は「裏」の型を行ったのだが、「太極の裏」や、「平安そのⅠ裏」位までは良かったが、「平安そのⅡ裏」になると、流石に???で、目が泳ぎながら稽古している。本来、空手にとっての「型」は、稽古の根幹を成すと言っても過言ではないが・・・日常の稽古では、なかなか「型」の時間が取れない。現在の極真は組手の大会がたくさん有り、子供も大人も、それを目標としている人の割合は多い。大会で勝つには、型稽古では効果が出にくい為、当然、大会組手に沿った技術の修得に時間を費やす。いわゆるミット蹴りや、スパーリング・・・しかし・・・だとするならば、それは最早空手ではない・・・でも、型ばかりやって、大会で勝てなかったら、それは最早極真ではない・・・。そんなジレンマの中、道場の日常稽古では、偏らないように色々な工夫をしているが、合宿は思う存分に型稽古が出来る。この日は、八時から朝食を摂り、少し休憩をした後、午前中はミッチリと型稽古を行った。裏の型のみなので、みんなクルクル回りっぱなしで、目が回ったかもしれないが、体軸の形成には非常に良い。すぐに表の型をやると、妙に軸がしっかりしているのに驚くだろう。古伝の型は、分解に口伝のみで伝わった用法があり、一朝一夕には体得出来ない程の技があるが、残念ながら、極真の型に分解は無い。(一部で分解を最もらしく解説しているが、全てこじつけ・・・つーか分解とは言えない程、そのまんまだし・・・)極真は裏の型がある事自体、体軸の形成・・・つまり、最初はバランスの稽古と割り切った方がスッキリする。もちろん極真の型に、それだけの意味しか無いとは思わない。単純にバランスの練習なら、私が行っている、SAQトレーニングの方が有効で手っ取り早い。型は大切である・・・だから型稽古をする。その効用については、長くなるので別の機会に譲る。
 裏の型のみ三時間・・・台風4号の影響で、夏季合宿の割には涼しかったが、終わった頃は、流石に大量の汗・・・と、ここで保護者の石井さん、小川さん、加藤さん、鈴木さん達がご夫婦で麦茶の差し入れをしてくれる。160人分の麦茶・・・みんな大喜びだった。本当に心から感謝致します。

 午後二時、いよいよ合宿最後の稽古。ここでは組手の稽古がメイン。前日行ったステップに、フェイントを入れながらの突きや蹴りを、ミットや対人で行う。そして最後はスパーリング。全員総当りとまではいかなかったが、それでも、二十人位は手合わせしただろうか・・・ただし、時間は一人約二分・・・と言うより私の気分次第。みんなかなり疲れたみたいだった。
 黙想して挨拶した後は、記念撮影。そしてロビーにでると、またしても、保護者の石井さん、小川さん、加藤さん、鈴木さん達がご夫婦で、160人分の麦茶の差し入れをしてくれた。御礼に、夜の親睦会に参加して下さいと伝え、沢山注いであげようと思ったが・・・気を使ってか、帰ってしまいました。次回は是非参加して下さい。
 私達、指導する側も、ここで冷たい麦茶を飲み、ホッと一息・・・しかし茶帯以上はまだ稽古は終わらない。ここから「棒」の稽古。基本となる「構え・受け・攻撃の5・5・5」何度か道場で教えているのだが、興味があるのかないのか・・・殆ど出来ていない・・・最初からやり直し。ちょっとガッカリ・・・。「テメー、コノヤロウー」今度忘れたら、もう教えんぞ・・・。

 五時半、部屋に帰って夕食までの一時間程は自由時間。子供達は四時半には部屋に帰ったから、二時間程度は自由時間があるか・・・ゲームをしたりお風呂に入ったり、色々だろう。私は、少しのんびりした後、子供達の部屋を見回った。相変わらず臭いし汚い・・・「ちゃんと片付けなさい。明日が大変だぞ・・・」とは言ってみるものの、どうせ、また今日の夜の枕投げで元の木阿弥・・・まっ、いっか・・・おまけに「師範、飴あげる」なんて子供に言われると、ついつい甘くなってしまう。しかし、そのキャンディ、包み紙が取れている。しかもギッチリ握っているのを手渡された・・・舐めてみたが、んっ?ちょっとしょっぱい。でも、嬉しいよな、やっぱり・・・。あなたにも、チェルシー、あげた~い・・・。

 六時半から合宿最後の夕飯。相変わらず、凄いボリュームだ。「いただきます」を言って食べ始めるが・・・どうやら、寝てる子もいるし、はしゃいでいる子もいる。それぞれだ。でも、みんな、充足感はあるだろう。なんてったって、親元離れて自分で着替えも、食事も、寝起きも、そして、後輩の面倒も見て、空手も覚えなくちゃならないし、共同生活なので、自分の思うように行かないストレスもあるだろうし・・・我慢する心、頑張れば出来るんだと言う自信、友達が出来た喜び・・・それぞれの人が、何かを感じ、何かを掴んだ合宿だと思う。

 最後の夜も、子供達は相変わらず、はしゃぎまくっていたが、前日よりは早目に寝たようだ。私達大人は、いよいよ本番の親睦会。次の日は早朝稽古が無いので、思う存分飲める・・・の筈が、菜穂ちゃんと私は、次の日は福島市で、バスケットボールのスポーツ少年団からの依頼で、「スポーツ障害を予防し、運動能力アップのためのトレーニング方法」と銘打った、スポーツ教室の講師がある。なんと、出発は朝七時・・・また、ゆっくり飲めない。心残りはあるが、明日のバスケの指導者の方々との、新しい出会いを期待して床に就く。
 忙しい合間を縫っての合宿、疲れた体に鞭打っての稽古・・・しかし、充足感がある。この合宿を誰よりも楽しみにしていたのは、もしかしたら自分かもしれない・・・と、日記には書いておこう・・・。



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