思考伝聞

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押忍

昇段審査会

   明日は昇段審査会。連続組手には佐久間勉と、井上賢二の二人が挑戦する。二人とも、昨年の十一月の審査会で、基本から型に至るまでの予備審査に合格し、残るは筆記試験と10人組手のみ。どちらかと言えば、彼らにとっては筆記試験の方が難関だろうが、連続組手においても悔いの無い満足いく内容で完遂して欲しいと願う。
 
 思い起こせば、勉とはもう二十五年、賢二とは二十年程の付き合いになる。時の流れを感じずにはいられない。勉は、私が飛田先生の所で空手を学び、その空手を矢吹で教え始めた頃からの付き合いであり、当時私が20歳、勉が14歳位か・・・私は、極真空手と飛田空手を同時に学び、勉も私とは違う極真道場(S道場)で極真空手と飛田空手を学んでいた。約四年程一緒に稽古したが、その後勉は、進学や仕事やらの関係で東京に行き、また別の格闘技を経験したりで、私と連絡を取り合う事は暫く無かった。賢二との出会いは、多分私が25歳位の時か・・・色白の細い美男子?が、突然空手をやりたいと入門してきた。しかし、当時私は、普通の会社員とは確実に違う生活を送っていた。何が違うかというと・・・残業と休出である。時間外労働が毎月、ゆうに250時間を越えていた。当然、自分自身の稽古は暇をみつけながら出来ても、道場での合同稽古は無理である。もちろん日曜日なんて無い。自然と賢二と一緒に稽古する事が無くなり、いつしか賢二は空手から離れていった。そして、私自身もその後独立して、会社の設立やら何やらで空手から離れていくのだが・・・。
 
 ところが、十年程前、私が矢吹に極真の道場を開設する時、この二人に突然連絡をとった。「また空手やってみないか?」そしたら「あっ、やりたいです。いつからですか?」・・・確か、それ位あっさりした会話で、再スタートが決まった様な気がする。それから十年・・・やっと勉と賢二は茶色帯の一級まで稽古を重ねてきた。余談だが、他の極真道場では、彼らが緑帯の頃入門してきた道場生が、今では彼らを追い越し初段、二段・・・中には、参段もいるらしい。それらの人から比べると、彼らの昇段は異常に遅いし、素質が無いんだろうと思われるかもしれないが・・・でも、違う。彼らは各県大会や全日本大会に何度も出場し、県大会レベルではあるが、それなりの成績を残している。でも・・・私や、私が懇意にしている極真の黒帯の実力を知っている彼らは、黒帯の重さを充分過ぎる程知っている。彼らは、私と何十回となく組手をやり、何十発も顔面を蹴られ、倒され、それでも喰らいついて来た。選手稽古で、ぶっ倒れそうになりながらも、一日たりとも休む事は無かった。型は(かなり下手だが・・・他の道場の一般部よりは多少上手いかも・・・実は私も、型なんて七年位前は全く興味が無く、稽古の半分は組手しかやらなかった・・・)嫌いな様だが、チョット?はやり込んだ。全日本の型大会にも出場経験がある。それでさえ、彼らからすれば黒帯はまだまだ早いと思っていたのである。

 でも、私がそろそろ昇段審査を受けろと促した。黒帯の実力があるから黒帯を締めるのではない。何者にも染まらないしっかりとした理念を持った、筋金入りの人間になれるだけの可能性、つまり下地が出来たと言う事で、黒帯を締めるのであり、見合った実力はこれからつけて行けばいいと・・・。そして、小野寺師範がおっしゃる様に「黒帯自体に価値は無い。その帯を締める人間によって価値が決まる」・・・正に言い得て妙だと思う。私が前に所属していた道場では、35歳以上は10人組手はやらなかったし、やっても壮年だからと言う事で、10人の相手は受けに徹していた。しかし、明日の二人は違う。一般と同じだ。40歳を目前にして何処まで踏ん張れるか、私は今から待ち遠しい。ちなみに、私も何故か10人組手は、何度も経験があるが、覚悟は決まっているし、早く「始め」の合図が聞きたいものである。ワクワク、ドキドキが本音のところだと思うが・・・。二十数年前からの、彼らとの稽古の日々を思い出しながら、審査に当たりたいと思う。待ち遠しい・・・あー楽しみ・・・。



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