思考伝聞

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押忍

ワールドカップ・・報告その2

   大会当日、大会は午後2時からと言う事だったので、9時に起床。長旅の疲れも多少は取れた。シャワーを浴び、10時頃朝食をとろうとホテル内のレストランへ行く途中のロビーで、キャメロン師範と会ったので「押忍、おはようございます」。すると・・・キャメロン師範「押忍、門馬師範。急いで。選手は10時半受付、11時から開会式です」・・・ハッ!?聞いてないよ~・・・。でも、仕方ない。急いで二人は着替え、受付を済ませ、ストレッチに入る。私は・・・レストランでブレックファースト・・・俺だけゴメン。
 そして、いよいよ試合開始。でも、なんか雰囲気が違う。極真独特の緊張感が無い様な・・・。この大会「2006キョクシンワールドカップ」と銘打ってはあるが、他流派の参加が異様に多い。聞くところによると、極真会館、武術協会、伝統派の空手協会と三団体の共催みたいなのだが・・・詳細はわからない。ただ、見た感じ、テコンドー、カンフー、伝統空手・・・みたいな人達がやけに目立つ。なんで・・・あっ、わかった・・道着が赤い人や、道着は白くても、両脇に赤い線や黄色い線が入っているから目立つんだ。なんかワクワクしてくる。とりわけ「ドラゴンボール」の「天下一武道会」の様相を呈している。もちろん亀仙人みたいな人もいる。こりゃ~もしかして凄い大会かもと思えてきた。
 部門は「組手・・寸止めとフルコンの2部門」と「空手の型・・一般及び女子の中級と上級」と「武器術の型」等がある。その中でも組手は凄い。だって、カンフー対極真や伝統派対太極拳とか、よくわからない拳法対極真なんだもの・・・正に天下一武道会、または極真の第一回全日本の様だ。それに・・・寸止めルールに出てた人が、極真ルールにも挑戦している。これは日本ではなかなか見られない。流派の垣根を越えた素晴らしい大会だと言えると思う。私は審判をやらせて頂いたが、他流の人は極真スタイルの挨拶がわからないらしく「正面に礼」と言うと、主審を見て「ハッ?」という顔をし、「主審に礼」と言うとお互い礼をして闘おうとする。「ちょっ、ちょっ、待てよ~」てな感じで、最初の頃はイヤハヤ苦労した。しかし、やはり極真は素晴らしい。勝ち上ったのは、ほぼ極真で軽量級も重量級も、優勝したのは極真の選手(たぶん準優勝も)。他流派の選手も慣れない極真ルールで頑張ったが、でも一番感じたのは、倒す技もスタミナも無い。やはり、極真は日頃の稽古量の豊富さが違うのかなと、自分が極真である事を改めて誇らしく思えた。
 そして、いよいよ型の話題に・・・。この大会、前にも述べた通り完全なるオープントーナメント。伝統派から極真まで色んな人の参加がある。組手はそこが素晴らしいかもしれないが、しかし、型は・・・極真って型は元々下手くそ。組手第一主義だからそれも仕方が無い。なのに・・・キャメロン師範に聞いたら、「今回の大会には、伝統派の型の世界大会に出場して入賞している女性が出てる。凄い上手いよ。」・・・そりゃ上手いでしょう・・・。それって反則じゃない?って思うが、オーストラリアまで来て、おめおめ負けて帰る訳にはいかない。ゼッテー勝ちてぃー。そう思いながら、二人にアドバイスを与える。二人とも女性であるが故に、繊細な型は打てるがダイナミックさが無い。どうしても日本の型競技に於いては細かい所作ばかりに目がいきがちになるが、本来の型は実戦に使えなくては意味を成さない。要するに捌いて、いなして、突いて蹴る。その動作を極端に簡潔に、演武線上の動きに限定したのが“型”であるから、ならば簡潔に演武線上を移動しながら、受けて、突いて蹴る。その一挙手一投足に極真本来のダイナミックさを表現出来れば、結果負けても悔いは無い・・・よく型は実戦に使える等と言いながら、型ばかり稽古し、肝心な胴体から放つ突き蹴りより、細かい所にばかりこだわり、結果、組手で全く勝てない極真系道場も存在するが、言語道断であると思う。実戦に使える事・・・それは、突きや蹴りにスピードや力、つまり威力がある事が第一。そうでなければ、つまりは伝統派の方が、より型に対し洗練されているし上手い。そこの部分で競ったら多分、イヤ必ず負ける。その想いは二人も同じなのではないか・・・。「いつも稽古で言っている様に、基本は大きくダイナミックに、今日も大きくダイナミックにいこう」・・・「押忍」。
女子型の部は20名の選手で競われたが、順番は試合直前のくじ引き。ここで、なんとトップが菜穂ちゃんで次が奈美ちゃん。日本の選手が続いてしまった。これが凶とでるか吉とでるか・・・。「#%$&#$・・・ナホーコ、イワサーキ」(アナウンスが聞き取れない・・つーか英語がわからない)。いよいよ菜穂ちゃんの型が始まった。「観空」・・・相変わらず声がでかい。早さも丁度いい、前屈、後屈、騎馬立ち・・腰も安定している。「エイ」気合もでかい。諸手突きから両手伏せのタイミングも決まった。最後の下段突き、「エイ」。決まった~。ヨッシャー。三人の審判が点数をつけている。極真の審判は一人だけ。あとの二人は伝統派。日本人の審判はいない。集計が終わった様だ。結果は・・・?続いて奈美ちゃん。「観空」・・・声はそこそこでかい。んっ?やけに技が遅い、どうしたんだ?ただ菜穂ちゃん同様、立ち方は安定している。身長がある分、手足が長いから菜穂ちゃんよりもダイナミックには見える。最後の下段突き、「エイ」。決まった~。ヨッシャー。その後、色々な選手が型を打つが、みんな上手い。「征遠鎮」をやった子は、バランスが良く、緩急もあり表現力もあった。審判によっては奈美ちゃんよりも上手いと判断されるかも・・・。でも菜穂ちゃんよりは劣るな・・と思いながら次々と型を見る。そして、いよいよあの世界大会入賞者。アリャリャ・・・上手い・・・上手過ぎ・・・菜穂ちゃん、負けたかも・・でも私は個人的に、あの伝統派の型の動きが好きではないのですが・・・腕は鎖骨と肩甲骨からが腕、足は骨盤、もっと言うならいわゆる腸腰筋も含めて足、でも、どうもその女性の型は、肩や鼠頸部からしか動いてないし、居着きまくりだし・・・。とにかく、後は結果を待つのみ。発表の仕方は上位三人を試合場に並ばせ、それから三位、二位、一位と発表する。結果が出た。「#%$&#$・・・ナホーコ、イワサーキ」やったー、まず菜穂ちゃんは入った。次・・「#%$&#$・・・(名前がわからない)」・・奈美ちゃんは呼ばれない・・・次・・「#%$&#$・・・ナミーコ、サトウ」やったー、二人とも入賞だ。そして順位は・・・まず三位・・「#%$&#$・・・ナミーコ、サトウ」奈美ちゃん三位おめでとう。続いて・・「#%$&#$・・・(名前がわからない)」・・と言う事は・・・「#%$&#$・・・ナホーコ、イワサーキ」やった~!!!優勝だ~!!!凄い、凄い、凄い。周りにいた喜久子代表初め、義和師範、釘嶋師範、キャメロン師範、ジム師範、ダグ師範達と握手し歓喜の嵐。そして。その他、名前も顔もよくわからない人達からも握手攻め。菜穂ちゃん、奈美ちゃんとも握手をし、彼女達も色んな人達から握手や撮影の嵐。おめでとう。ホントに良くやった。二人とも頑張ったな。門馬道場バンザイ。目頭を熱くし、私はずっと余韻に浸り、そのままその場所からずっと離れられませんでした。つづく・・・。



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