思考伝聞

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押忍

オランダ遠征 その2

 



7月12日


朝は6時30分起床。7時から稽古である。この日は、ランニングから様々なダイナミックストレッチを行う。


続いて、スペインのアロンソ師範による基本稽古。あまりよく言葉がわからないが、基本的な説明のようだ。ただ、基本の種類がやけに多い。例えば、鉄槌打ちの基本稽古があり、上段、中段、下段と、前や左右にやたらと種類が多い。諸手突きなども上段、中段、下段と受けたり、組み合わせたり沢山ある。足技に関しては流石に種類はそんなに無いが本数はかなり多かった。


朝食は9時から。また食パンでハムとチーズはついているが、流石に日本食が恋しい。


午前10時30分から、今日2回目の稽古。


この稽古は型をびっちり2時間。自分は茶帯と黒帯を担当し、平安その三までやった後、黒帯だけを残して平安その五、撃砕大・小、最破などを細かく説明を交えながら行う。


通訳にはフェルナンド先生が入ってくれたのでとても助かった。


並んで型を学ぶ人達の中には、もちろん極真他派閥の師範、先生方も混じっているので私としてもかなり力が入る。


その後は、茶帯が高橋師範、緑・黄色は橋本先生が担当し、型稽古は12時30分まで続く。


午後1時から昼食。だが、また朝と同じパンとハム、ご飯が恋しい。


休む間もなく午後3時から再び稽古。この稽古からは、昨年福島に来てくれたヨハン先生も参加し、総勢50名を超える人数になった。


ルーダランガー先生の号令で準備運動。その後、ルール師範の組手コンビネーショントレーニングが行われ、次にいよいよ橋本先生登場。橋本先生の担当はミット稽古。やや緊張している様子だが、パンチから蹴りのコンビネーションを説明しながら段階を追って行う。説明においては、日本語とも英語ともとれない言葉で話す姿が愛らしかった。


途中、私はルール師範に呼ばれ、五十四歩と征遠鎮の型合わせを二人きりで行う。


その後、ルール師範の受け返しのコンビネーションを再び行い、終了後、今度は私の「後ろ回し蹴り」の蹴り方講座と相成る。ここでも、再びフェルナンド先生に通訳をして頂き、上半身、下半身、などの使い方の説明を順を追って行う。また、フェルナンド先生からは「上段回し蹴り」の蹴り方なども質問され、長谷川最高師範から伝授された手の振り方や、その他、稽古方法も含めて指導する。


対人で30分ほど後ろ回し蹴りを稽古して午後の稽古は終了。とにかく、みんな真剣に学んでくれて嬉しかった。


午後6時から夕飯。待ちに待ったパン以外のメニュー。大きなお皿にピラフとチキン、やっと米にありつけた。


しかし、チキンに何やらペースト状のものが乗っている。聞いてみるとなんとピーナッツクリームだそうである。何でチキンに甘いピーナッツクリームなの?これじゃあ、味もぶち壊しかと思ったが結構いけた。


食事の後はコーヒーを飲みながらみんなで雑談。写真を撮ったり、FBのアドレスを交換したり、とても充実した時間であった。大石最高師範に海外の話しをよく聞かせて頂いていたが、これ程までにみんな極真空手が好きだという情熱を垣間見、大山総裁の偉大さ、極真空手の偉大さに驚かされ、そして長谷川最高師範や大石最高師範の偉大さに感動し、そして自分がそこの一員である事に誇りを持った。


部屋に帰る時、ルール師範とケースベック師範に夜8時からの稽古は、参加人数が少ないので、部屋でゆっくりくつろいでも構わないが稽古に参加してもらえるかと聞かれたが、私達三人はもちろん稽古に参加すると答えた。


部屋での束の間の時間、これらの充実した時間を振り返り、高橋師範と橋本先生と三人でここまで来た甲斐があって本当に良かったという話しになった。


もし、私が一人だったら、稽古の連続、見られているプレッシャー、言葉はなかなか通じない中で、不安で仕方なかったと思うが、一緒に来てくれて有難うございますと改めてお礼を言う。


合宿二日目の最後の稽古は午後8時から始まった。黒帯と参加したい色帯の人だけの型稽古である。最初はクリス師範が移動稽古を行う。


次に黒帯だけが残り、征遠鎮と三戦をルール師範の指導で何度も繰り返す。私達日本人三人は見て回って欲しいと言われたのであまり動かず。ルール師範に時折、型についての意見を聞かれるが、黒帯でもあまりに上手い人と下手な人の差が激しく、何と言っていいのやら。


午後9時半に稽古終了。それから黒帯だけで写真撮影。色々な人に撮影して欲しいと頼まれる。10時に部屋に帰る。


午後11時まで三人と談笑した後、このまま寝ちゃおうかとも思ったが、折角なので最後の力を振り絞ってみんながいるフロアーに飲みに行く。みんなが三位決定戦でブラジル対オランダのサッカーの試合を観戦していたが、私達が合流すると、フェルナンド先生を含むグループはサッカーそっちのけで空手の話しで盛り上がる。結局、夜中の2時まで飲んでいて、2時半に就寝。シャワーは調子悪く水しか出ないのでそのまま寝る。


7月13日


朝は、7時起床。7時半から稽古。基本、移動、型を軽く流し8時に終了。


再び写真撮影。昨日シャワーの調子が悪く水しか出なかったが、復旧したと言う事でシャワーを浴びた後、9時から朝食。また食パンとハム。でも腹は空いているので四枚食べる。


10時半から最後の稽古。この稽古は最初から組手である。ところが、ルール師範に、師範、先生方は怪我の無い様に周りながら見ていてくれと言われた。しかし、私達三人は、折角日本から荷物になるサポーター類を全て持って来たので組手に参加させて欲しいと訴えると了解してくれた。


外人とは何度もスパーリングはしているが、空気を読んでくれない人が多いので、いささか覚悟を決める。50人連続組手をやると言っていたが、1分半、25ラウンドが終了したところで一度水分補給の休憩が入る。


タオルで汗を拭いていると、ルール師範も再び、後はアドバイスに回ってくれと言うので、ここで空気を読んで、私達日本人三人は抜けアドバイス側に回る。


しかし、周りながら見ていると、奇数で待機している人や、一度脱落した人などが「押忍」と言って次々と組手を申し込んで来る。結局35人近く相手にしたか。


しかし、みんなでかい。190?位あるのがざらにいる。自分と組手の時は、上段を警戒してかどんどん前に詰めてくる。おまけに膝蹴りで大腿部の内側を狙ってくるし、下を警戒すると顎に膝が飛んでくる。イヤな相手だが、中段の的はデカイので中段突き、中段回し蹴り、中段後ろ蹴りなどで応戦。ただ、やっぱり大きい相手とやる時は、ステップで回り込み横からパンチ等で攻めないと駄目だなと痛感した。


50人組手が終わると、今回の合宿の全てが終了。しかし、その後再び写真撮影。一体何枚撮ったであろうか。写真撮影終了後、ベルギーのクリス師範が、私の所へ合宿の参加証明書みたいなノートを持ってきてサインを頼まれた。


部屋に戻る途中でも、所々で立ち止まっては写真撮影が始まる。疲れてはいるが、これで最後かと思うと楽しい時間である。ようやく部屋に戻り、シャワーでさっぱりしたいと思ったが、またボイラーの故障か、シャワーからは水しか出ない。仕方なくそのまま午後1時から昼食に向かう。相変わらずの食パン。しかし、これも最後かと思い美味しく頂く。


食後、コーヒーを飲んで雑談していると、へーニー師範から部屋に呼ばれる。部屋に伺うと、何枚もある写真に私のサインをしてくれと言っている。今回サマーキャンプに参加し色々とお世話して下さった方々に、サイン入りの写真をパネルにしてプレゼントすると言うことだった。何とその写真には、大山総裁と長谷川最高師範、大石最高師範、ルール師範、そして私の五人が映っているではないか。そこにルール師範のサインがあり、私のサインも書き込んで欲しいと言うことだった。光栄で光栄で感無量であった。



午後2時より、解散式を行う。ルール師範が挨拶をし、先程のパネルをお世話になった数名にプレゼントする。ここで、サプライズ。何と私達日本人にもパネルのプレゼントがあった。とても嬉しかったが、同時にこんな知名度もない日本人に、ここまで礼を尽くしてくれるルール師範の心遣いや、大山総裁の、いや、長谷川最高師範や大石最高師範の極真一筋の生き様に、これだけの人々が尊敬の念を抱いていると言う事実に、心から感動し涙が出た。こうして感動の三日間のサマーキャンプは終了した。



解散式終了後も、なかなか名残惜しくて帰ろうとしない人達、そこでまた記念撮影。ようやく解散したのは午後3時を回っていたかと思う。


その後、ルール師範、ケースベック師範、私達三人、そしてフェルナンド先生の六人で、アイントホーフェン空港に向かう。フェルナンド先生が夜の便でイギリスに帰るため見送りである。


アイントホーフェン空港に着くと、みんなでコーヒーを飲みながら、色々とミーティング。日本の空手事情などを話す。


間もなく、フェルナンド先生とのお別れの時間が来た。何度も握手をし、最後にハグする。寂しさが急激に襲ってくる。11月の名古屋で再会の約束をし、私達は空港を後にする。いつまでもフェルナンド先生は不動立ちで見送ってくれている。本当にナイスガイである。


再びルール師範とケースベック師範の車に乗り込み、ルール師範の自宅へと向かう車中、サマーキャンプが終わった安堵感からか、車窓からの景色がやけに感動的に見える。空も緑も水も建造物も全てが感動的である。途中、もの凄い大雨にも遭遇したが、それさえも感動的であった。


一時間半も走ったろうか、一度ホテルへチェックインする。二時間後にまた迎えに来るからという事で、部屋に案内されると、ベッドも広いしバスタブもある。やっとお湯に浸かれる。とにかく汗を流したい。暫し風呂でうたた寝。


午後7時半にルール師範が迎えに来てくれ、車で10分位走るとルール師範のご自宅。何と「SEIKO」の時計屋さんである。店に入り、家の中を案内して頂く。そして庭にはアジサイや竹の木、卓袱台などもあって日本風である。犬も三匹いるが、名前がブドー(武道)、オビ(帯)など、本当に日本が好きなのが伺える。


ルール師範とケースベック師範の奥様が二人で作って下さったお料理を頂き、ビールやワインもお腹一杯御馳走になる。ずーっと、パンしか食べていなかったので、スープやチキン、ピラフなど、とにかく美味しく頂き、11時頃ホテルに戻り就寝。





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