思考伝聞

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押忍

もう一つの県大会。

   「極真弱え~っ」…昨年、門馬道場の第一回全福島大会に参戦してきた、会津のSK術の保護者の言葉・・・。当道場の保護者の方が耳にしたらしく、大変憤慨して私の所に駆け寄って来ました。私もカチンときましたが、実際に小学生の部6クラスの内、3クラスの優勝者はSK術の子であり、その他、準優勝者もSK術の子が勢ぞろい・・・。子供は子供也に、どこの道場であろうが懸命に頑張っているのに・・・しかし、敗者に言い訳は無用か・・・言われても仕方が無い・・・大会協力もして頂いたし・・・そう心に言い聞かせ、気持ちを鎮めたのを覚えています。

 しかしその後、その道場の代表であるI嵐先生とは、大会後も何度か電話で連絡を取り合う様になり、その情熱に満ちた意気と、人を惹きつける温和な人柄に、尊敬の念を抱く様になりました。反面、「極真弱え~っ」とか「今日出場している家らの子は二軍だよ・・・」の言葉が頭から離れず、何とマナーの悪い団体かと、そう思いながら今年の第二回大会を迎えた事は事実。ところが・・・大人の気持ちとは裏腹に、子供達同士の会話や、負けた門馬道場の子がSK術の子を応援したり、また逆に応援されたり・・・友達になった子もいた様です。そんな光景を目の当たりにし、自分達大人の度量の狭さに恥ずかしい思いさえありました。

 そして一昨日の、会津でのもう一つの福島県大会・・・全てのモヤモヤを吹き飛ばす程の感動・・・。まず第一に、審判の公平さ。門馬道場の子が、負けにされても仕方の無い試合が何度もありました。しかし、旗は全てこちらに・・・。大会の善し悪しは審判次第とはよく聞く言葉ですが、本当に素晴らしかったです。当道場も見習わなければなりません。第二に、各協力団体の先生方の謙虚さ。一般に・・・空手の先生方の殆どは、エバリンボ(威張りやさん)なのに・・・。あの素晴らしい大会は、そんな素晴らしい先生方の協力があってこそだとも感じました。そしてもう一つ・・・応援している保護者の方々の一体感。自分の道場のみに係わらず、頑張っている子には一生懸命声援を送ってくれる。一年前に聞いた言葉が信じられない位の熱い声援。もちろん、子供達同士も・・・自分が負けた相手に声が嗄れるほどの声援。その光景を見ていたSK術の顧問の先生の一言・・・「これが良いんだよ。こういうのが素晴らしいんだよ」。その言葉を聞いて私も感動し、敵味方では無く、同じ“道”を目指している仲間なんだと気付かされました。

 結果は・・・一年生の部はカイトが優勝。練習した飛び蹴りと、突きからの後ろ回し蹴りの勝利。二年生の部はアラタが優勝。空手の基本は正拳の直突き。その直突きをステップを駆使しながら絶えず打ち込んだ勝利。タカトは三位。突きから上段回し蹴りに繋ぐ絶妙なコンビネーションの勝利。一週間前の全福島は、タカトが準優勝でアラタは入賞しなかったのですが、二人の実力はほぼ同じ。後は時の運のみ。良きライバルです。三年生は出場なし。四年生の部はユウゴが一週間前の全福島に続き準優勝。ユウゴは身体能力が高く、何をやっても出来てしまう。故に一つの技に腐心する事が少なく、習得する過程で大事な失敗や苦労があまり無いため、簡単に、しかも不用意に技に入ってしまう。おかげで?・・・終了5秒前位にいつもやられている。今回も例にもれず・・・。でも今迄二敗しているカエデちゃんに勝てた事は大きいかな・・。ユウキ、ミズキは負けちゃったけど、絶対次は頑張ろうな。五年生の部のカズマ・・・持ち前のスピードとセンスの良さで、一週間前は優勝したのですが・・・この日は一回戦で勝ったものの、怪我で棄権。惜しかったです。でも、元々私は子供が年に何回も大会に出るのは賛成ではありません。まして、一週間後にまた試合とは・・・痛そうに涙しているカズマに「棄権しろ」と言いましたが、結果良かったと思います。大事な体、カズマの空手が本当に素晴らしくなるのはこれからです。次また頑張ろうな。六年生の部のリョウは準優勝。決勝は絶対的なレベルの差で負けました。リョウの頑張りはいつも稽古や大会で見ているけど、そろそろ技に意識が入って来ないと勝てない領域に来ました。試合では意識しなくても、基本の時は明確な意識の元、技を繰り出す稽古をしていかないと、やはり超えられない壁は存在します。頑張ろうな。ユウマは負けちゃったけど、その相手をその後、大きな声でずっと声援している姿が印象的です。決して弱くないのだから、お前も今後意識を持って頑張ろうな。

 極真は、強くなくてはならない。こんな自分勝手な独りよがりの言葉に、反発する声もあるでしょう。でも、これは私が極真空手を始めた28年前の時から、一貫して変わらぬ思い。しかし・・・他流の色んな先生方からよく聞きますが、「極真」と一部に謳っている流派でも、基本や型は殆ど稽古しないらしく、ミット稽古ばかりの「キックボクシング空手」があるとの事。それでも、たまに大会なんかで型の演武をやるらしいが、先生方曰く「イヤに型がゆっくりで、太極拳の出来損ないみたいで、観客から失笑をかってた」とか・・・。逆に、型や武器術のみに走り、組手も出来ず、大会は常に“出ると負け”の「古武術指向空手」なんかもあるらしいが、それって、極真とはあまりにもかけ離れていまいか・・・。だから他流の先生方に「あれでも極真?昔の極真は凄かったけどな~」って言われてしまう・・・。前にも、極真のある有名なO師範から電話を頂き、その時おっしゃっていたが「型がわからないからミットでも蹴ってるしかない。組手が怖くて弱いから型や武器術に逃げる。でも総裁は、一生かかっても極める事が困難な「極真空手」を遺してくれた。そういう事を皆わからないから道を間違うんだ」と・・・。「大会ばかりが空手じゃない」と言うのはもちろんわかるけど、いくら子供でも「極真」と一部に謳って流派を名乗っている以上、極真を一切謳っていない他流にコロコロ負けていたのでは、そりゃーやっぱマズイかなと・・・。残念ながら“本当の全日本”で勝てる一般や少年の組手の選手は、まだまだ育たないけれども、せめて福島県だけなら、どこにも負けない道場にしたいな~と・・・そして、その一番の強敵がSK術であることは、誰も異論を挟まないでしょう。悲しいですけど・・・。

 「来年は負けません・・・」大会の最後に言われました。望むところです。「うちも負けないように一年間頑張って稽古します」と・・・。イヤー、素晴らしい関係です。I嵐先生、今度お酒でもご一緒しましょう。あっ、呑めないんでしたっけ・・・そのギャップがまたいいですね~。



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