思考伝聞

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押忍

東京型講習会にて

   1月30日は、4月に行われる「第一回全日本型選手権大会」のための「型講習会」が、大石道場主催で千代田区立総合体育館にて行われた。門馬道場からは約20名で参加させて頂いたが、講習会もさることながら、ワゴン車3台に分乗しての片道3時間の道中は、旅行気分の大変楽しい時間でもあった。ただ残念なのは、今回の講習会を最も楽しみにしていた菜穂ちゃんが、身体の調子を崩し、更に膝の怪我もあって参加出来なかった事が悔やまれる。
 途中休憩で早めの昼食をとったり、コーヒーを飲んだり、車中では指導員や道場生と色々話しているうちに「あっ」と言う間に楽しい時間は過ぎる。到着し会場前に車を着けると、偶然にも大石師範が一人で歩いていらっしゃったので御挨拶して暫し立ち話。その後道場生も御挨拶させて頂いたがこの瞬間からみんなの緊張が一気に高まった様だ。

 大石師範と一緒に着替えをして会場に入ると、溢れんばかりの人、人、人・・・。150人位いるだろうか・・・見覚えのある顔は沢山いるのだが、あまり話した事もない黒帯の先生方がしかめっ面して準備運動をしている。奥田、釘嶋の両師範を捜すがまだ到着していないみたいで見当たらない。すると鈴木先生が駆け付けてきてくれて、ようやく気を許せる仲間と5日ぶりの再会。その後色んな師範、先生方と挨拶しているうちに奥田師範も到着し、顔なじみの3人で雑談、何故かホッとする。
 その後も、釘嶋師範や田中師範、北海道の高橋師範や石川先生、西岡先生など、冗談を言い合い気兼ねなくお話し出来る師範や先生方との交流も楽しく嬉しかった。

 講習会が始まり、準備運動、基本を終え、いよいよ型。しかし・・・私達師範はスペースが無く、また参加者の看取り役と言う事で動けずじまい。私は動きたくてプルプルしてたが、それよりも、出来れば各道場の師範や先生方の型を5人位ずつの少人数で幾つか見せて頂き、教えてる先生は普段どんな型を打つのか、各道場ごとにどれ程の違いがあるのか、じっくり確認をさせて頂きたかった。そうでないと、道場生が打つ型は習ってそうなったのか、間違ったのかがわからない。事実門馬道場生も、間違ったところは指摘されず、そう習ったところを間違いと指摘されたりと、終わった後の道場生の反応は余計混乱していた。見ていた保護者や講習会に参加していた子供達も、帰りの車中で「何で間違ったりバランス崩してるのに旗が上がるの?」と、素朴に不思議がっていた。一般的に観客が見て疑問が出る様では、今後の普及発展は有り得ないと思うのだが・・・。
 空手をやっている人、特に極真の人はすぐに「型の中の突き・蹴りに威力がなければ・・・」と言う。確かにその拘りはわかるのだが、しかし現在の空手は、基本・移動稽古から練り上げて「形」をつくり型稽古をしているのに、形が型に嵌っていない「型」をやって何の意味があるのだろうか・・・立ち方も突き方・蹴り方も威力や力強さのみを求めてるなら、ミット稽古の方が良いのに・・・形が崩れて型に嵌らない「型」でも威力が第一と言う先生には、機会があったら何で型稽古をするのか一度じっくり聞いてみたいと思う。

 型を大会として競技化させるのには大変なご苦労だと思う。それを推し進めていらっしゃる大石師範や大石道場の先生方には本当に頭が下がる思いで一杯である。だからこそ、私達審判員も選手ももっともっと真剣に取り組まねばならないのではないだろうか。講習中、私は大石師範の隣に居させて頂いたので、判定に迷いそうな時は「門馬師範は赤か白のどっちですか?」と聞かれ、答えはほぼ大石師範と合っていたが、旗は面白い様に逆に上がった。また、正面にいた師範方々が「これは間違いなく白」だと呟いていると、判定が真っ二つに割れ大石師範や師範方が一斉に「エーッ、何で・・・」となる。そこで審判員に聞いてみると、手がどうとか足がどうとか、枝葉末節的な話しになる。私も初めて聞いたのだが例えば「撃砕大」で「手刀内打ち」を「水平チョップ」で教えている道場もあり、当然形も意味合いも違う訳で、演じている人に何ら責任はないのであるが、見慣れない人は当然減点対象にする。また、「観空」で腰を切って貫手をかわし突きにすると、初めて見た人は「膝が動く」と言って減点対象とする。もちろん技は理に叶っていなければならない訳で、枝葉末節な事だからと言って何でもかんでも良い訳ではないが、そこを明確に見極めないと、歴史も先生も違う道場同士が同じ基準で競技として行うのは不可能になってしまう。

 今回も講習会に参加させて頂いて思ったのだが、「型の緩急」や「力の強弱」は全く度外視で、精一杯力んで、威力のありそうな突き蹴りを力任せに出していれば「力強い」と判定され、「流れ」が無く一個一個で技を止め、居着きまくれば「安定」していると判定される。特に、型の順番さえ曖昧で止まったり間違ったり、力みまくってバランスを崩したり、殆どと言うより、多分数回しか通しでやった事が無い様な人の型でも、半分位の審判の旗が上がる現実に、一体どうやったら型試合に勝てるのか・・・終わってから数人の師範方と話したが、今の所は全く対策のしようがなく、あと約二ヶ月で審判員のレベルアップに期待するしかないと感じた。

 帰りも大石師範とお話させて頂いたが、失礼ながらも「今回の講習会で問題は沢山出ましたが、対策はまだ出ていないと思いますので、もう一度講習会を開催して頂きたいです。押忍」とお願いした。

 全力を尽くさねばならないから・・・様々な想いを持って、この大会に真剣に取り組んでいる選手や関係者など全ての人達のために・・・大会を大成功で終わらせるために。



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