思考伝聞

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押忍

東日本空手道選手権(組手編)

   4月16日、静岡のグランシップで開催される東日本空手道選手権大会に、宿泊組の約40名が先陣を切ってバスやマイカーで出発。しかし、春の大雪・・・高速道路は那須まで通行止め。お蔭で午前10時前に矢吹町を出たのに、静岡に到着したのは夕方5時少し前。でも、道場のみんなと一緒ならとても楽しいバスの旅、あっと言う間の7時間だった。大石師範には4時には会場に居るからと前もって言われていたが、そんな訳で到着が遅れた為、大石師範は帰った後でいらっしゃらなかったが、長澤師範や橘先生などに笑顔で対応して頂いた。相変わらず爽やかな笑顔、そして愛くるしい笑顔である。私は大石道場の師範や先生方とお会いすると、何故かホッとするが、選手や父兄さん達は一気に緊張が高まった様である。

 その後、ホテルに向かい荷物を降ろすと、一般の選手達と千葉の奥田先生とで早速近くの居酒屋へ。緊張している選手達は食べるだけ食べたらサッサッと部屋に帰し、指導員や奥田先生とで相変わらずの空手談義に花が咲く。私もであるが、とにかく奥田先生も空手が大好きである。それも昔はうんたらかんたらと、「昔取った杵柄」ではなく(もちろん、「(首位打者を)昔取った篠塚」でもない・・・わからないか・・・汗)今、自分がどうあるべきか、どうしたら今でも若い選手達に負けない組手が出来るか、どうしたら極真の「型と組手」の融合が図れるかなど、何時間話しても話は尽きない。一緒に話を聞いていた賢二も刺激になったのではないだろうか。とにかく、自分達がまず稽古をする事、そして色んな道場の色んな人達と交流稽古をしようということでこの日は、お開きとした。
 しかし、まだまだ静岡の夜は終わらない。父兄の方々から、部屋で呑みましょうと連絡を頂き、ワインで乾杯。お母さん方は風呂上がりの為、化粧もしていなくてスッピン。でも、ちゃんと誰だかわかった。エライ・・・くもないか・・・でも、誰だかわかんなくなっちゃう人もいるのかな・・・失礼な。

 と、言う訳で、寝不足気味だが8時10分には大会会場へ到着。当日組の約40名と合流、総勢80名。しかし会場はまだ開かない。8時30分に一斉に入場。そして・・・なんと9時に開会式開始、9時30分試合開始。何という手際の良さ・・・大石道場の団結力、組織力をまざまざと見せられた。

 大会開始、門馬道場先陣は一般上級組手の昭弘。相手は昨年準優勝の中井選手だが、戦法は練った。しかし・・・戦法が違う・・・昭弘は道場稽古で使った事もない後ろ回し蹴りを単発で出す。地力では叶う筈がないからと期待していた戦い方は全く出来ず、(させて貰えなかった感もあるが)お互い決定打もなく、本戦終了。延長に行くかとも思ったが、旗は全員相手側、完敗と言えよう。昭弘はもっともっと経験は必要だが、同時に一つ一つの技の精度や威力も高めなくてはならない。それを強弱や、緩急(間)、タイミング等を使いこなせないとそこそこの選手で終わってしまう。今後の奮起を願う。

 そして弘樹。初戦は無難に勝ち上がったが、二回戦の相手はワールドカップチャンピオンのサムソン選手。しかし、弘樹はワンマッチの様に一人に集中するとすこぶる強い。トーナメントだといつもそうだが、強い相手に勝った後は必ず負ける。昨年も初戦今大会優勝者の藤沢選手に勝ったが二回戦はあっさり負けた。福島大会でも千葉のチャンピオン後藤選手に勝利した後あっさり負けている。だからと言う訳ではないが、今回も3回戦は考えなくていい、とにかくサムソン選手にだけ焦点を絞って勝てと発破をかけていた。
 今回は戦略があり、ずっと指示を与えていた。相手の攻撃に合わせ、前足をインローやアウトローで潰す。作戦は・・・見事的中。中盤までは互角の戦い、残り30秒を残す頃、弘樹のローが効いて明らかに前足がガクッと落ちた。今だ・・・倒せ、蹴りまくれ・・・しかし、サムソン選手も必死に突きを返してくる。終了間際今度は弘樹の腰が落ちた。技ありだ。負けた。でも、全力を尽くし戦い抜いた二人が、お互い大きく手を広げ笑顔で抱き合う姿はとても清々しく、弘樹を褒め称え抱きしめてあげたい衝動に駆られた。
 そして試合終了後・・・弘樹の健闘を讃えてあげた時、弘樹がこう言った。「突きが異様に硬かったですが、効いて倒れたのではなく、スタミナが切れました。」・・・私は我が耳を疑った。テメーこの野郎、ぶっ倒すぞー・・・そうです。稽古嫌いのこいつは、実はいつもスタミナ切れが原因で負けることが多いのです。大会前の稽古時、私は弘樹に稽古をつける時、「弘樹、技は教えられるがスタミナをつけるには毎日の努力が大事だ。走るのは怠るなよ。今度スタミナ切れしたら俺が本気でぶっ倒すぞ。」「押忍。今回は絶対大丈夫です。任せてください。押忍」と言ってたのに・・・テメー、この野郎・・・。

 今後弘樹と対戦する皆さん、良い事を教えましょう。スタミナ勝負に持ち込めばこいつには必ず勝てます。延長まで持ち込んだら必ず弘樹の心は折れます。ポキッと音がしますから、耳を澄ましてよーく聞いてて下さい。しかし・・・・・なんか、マジ腹立ってきたな・・・弘樹、テメーこの野郎・・・。

 そんなこんなで、一般組手の二人はあえなく撃沈。しかし、試合は見れなかったが、女子組手で久美ちゃんが3位、マスターズで明浩君が3位と頑張った。久美ちゃんはいつも良いところまでは行くのだが、後一歩というところかな・・・でも接近戦に自信が付いたと言うところは収穫であり、今度こそ優勝目指して頑張ろう。明浩君は昨年は準優勝だったが、今年も準決勝で同じ相手に負けた様だが、同じ相手に二度負けると言うのはやはり屈辱であろう。是非来年こそは優勝出来るよう奮起を願う。

 ただ・・・どこの大会でも判定に対する不満の声はよく聞かれるし、今回もあった様だが、だからと言って、大会の品位を落としたり審判レベルを批判する気は毛頭ないし、苦労なされて開催された大会に出させて頂いてるので判定に関しては何も言うべきでもない。しかし、今後の大会の参加意欲にも係わる事なので、あくまで、門馬道場内の今後の組手の戦い方や取り組み方の問題提起であるが、今の門馬道場のスタイルではどうしても旗が揚がらない。明らかに勝ったと思える試合でも、一本も旗は揚がらない。特に門馬道場の少年部は小さな子が多いので、大きい子との対戦は退がらざるを得ない場面が多々あり、それでもダメージや有効打は与えていると思うのだが、どうやら手数を出して力で無理矢理でも前に押して行かないと勝てない様である。かといって、その戦い方に右習いする気はないが、そういう戦い方をする人に対して、いかに捌くか、そこに暫し腐心する必要もあろう。門馬道場の指導者は熟慮して欲しい。
 
 そんな中でも、新(アラタ)は81名の激戦区で3位。見事である。試合で怪我をし医務室で治療を受け、試合の始まる前には呼びに来ますからとギリギリまで治療をしてくれたスタッフの優しさがアダになり、結局、何の手違いか誰も呼びに来てくれず、準々決勝失格を告げられた。しかし、私の所に来て、ただ涙する新がいたたまれなくて、芹澤師範にご相談したところ、スタッフ側の手落ちですということで試合が出来る事になった。結局、準々決勝は何とか勝利したが、相手の選手(エイジ君)やお母さん、関係者各位には多大なご迷惑をかけた。それでも、「次の試合頑張って下さい」と笑顔で励ましてくれたエイジ君やお母さんに心からお礼を述べたい。有り難う御座いました。
 また、すぐに気持ちを切り替え戦った二人、勝てば勝ったで、試合を途中で嵌めこんだ為、殆ど休む暇なくすぐに準決勝を戦う羽目に・・・。それでも、毅然と不動立ちで佇む二人の姿はまさに武道教育の原点であり、この大会がいかに価値のある大会であるかを改めて認識し、心が熱くなった。

 大会に参加する意義・・・決して勝ち負けではない。今回参加した人も、参加しなかった人も、改めて考えてみてはどうだろう。

 さて、組手編はここまで。次回は型編で・・・あしからず。



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