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2009年08月

        
category - 押忍

小野寺勝美メモリアル・・・その後

2009/ 08/ 29
                 
 7月12日、岩手県花巻市で「小野寺勝美メモリアル 第12回みちのく銀河杯 岩手県少年少女空手道選手権大会」が開催されました。約50名の選手と、審判、スタッフ、応援団と100名近い門馬道場関係者がバスで5時間かけての大移動。ご協力頂いた皆様、本当に有難う御座いました。今更ながらですが・・・。
 
 突然小野寺師範がお亡くなりになって、小野寺道場の体制も何も整っていない状態にも係わらず、この大会を決行してしまいましたが、全て私の我儘だったかもしれません。しかし、それでも頑張って一つの目標に向かい皆で努力した事は、結果的には各道場の結束を固める事にもなり良かったと思っています。
 本当にそれまで様々な出来事があって、4年程開催を見送っていた岩手大会でしたが「トモ、今年はやるぞ」と小野寺師範は仰っていました。銀河杯は毎年7月の七夕の日近くの日曜日に行っていましたから、今年こそは何としても7月に開催したいという想いが強かったのです。それも、花巻で・・・。
 花巻温泉・・・そこには小野寺師範との様々な思い出が詰まっています。この地で開催された合宿や講習会、会議、親睦会、忘年会、その他で何十回も宿泊し、小野寺師範に色々教えて頂いた事は、今の門馬道場に全て息づいています。
 「師」の死と言うのは本当に悲しく辛いものではありますが、「師の志」をこれからも受け継いでいき、真の極真空手道を邁進する所存です。

 7月18日から3日間はルネサンス棚倉で夏季合宿。合宿は3日間で合計5回の稽古で都合13時間の稽古となりますが、今回の目玉は「サンボ」の萩原先生の「靭術」講習会と言う事で、2日間で3回都合3時間程ではありましたが、いつもとは違う稽古にかなり手応えはあったと思います。「靭術」とは靭帯の術であり萩原先生が創始した護身術ですが、萩原先生は合宿に参加した門馬道場生150名に惜しげもなく色々と伝授して下さいました。もちろん、覚えきれませんが・・・。そして今回はナント、その内容を見てみたいと言う事で、「地上最強のカラテ」の後藤秀司監督も参加して下さったり、いつもの倍以上の保護者の方々が差し入れをして下さったりで、厳しくも楽しい合宿が無事終了しました。参加した子供達も、様々な苦難やアクシデントにもめげず、全て自分達で解決しながら最後まで全員頑張り通し、また一つ成長したと思います。ご協力頂いた皆様本当に有難う御座いました。

 8月8日からは5日連続の千本突き。合計五千本。普通に流せば何でも無いが、先頭で号令をかけてる限り力は抜けない・・・流石に最後の方は背中が張る。しかし、それよりも・・・毎晩6時前に仕事を上がる事や、毎晩外食(サキイカ、柿ピーも含め)した事が何よりも辛かった。でも、そんな中、保護者会のおにぎりの差し入れは嬉しかったな・・・本当に有難う御座います。

 8月18日から2日間は、棒術の先生が遠方より道場に来て下さり、マンツーマンでみっちりと教えて頂きました。古伝空手はイリハンシや対打、転掌の掛け手、運足、型の分解、型「ナイハンチ」等々、棒術は「徳嶺の棍」の他、前に習った約束組手や「周氏の棍、大、小」や「山根 周氏の棍」と「津堅棒」をやりましたが、正直、私程度の稽古時間ではとても技術が追いつかない。もっともっと稽古時間を増やさなければならないと痛感しました。時間がないないと言ってばかりでは何も成し得ない。毎回そんな事はわかっているのですが・・・このご時世に、仕事は充実して忙しい、好きな空手は思う存分やれる・・・本来、こんな素晴らしい事は無いのですが、私の場合これで満足する事無くやらねばならない事が山ほどあります。会社の経営、道場の経営、道場の指導、保護司の仕事、県大会の運営、そして、渡邊一久先生の大山道場時代の空手、靭術、琉球古武術の習得並びに普及発展・・・夢は広がるばかりです。

 しかし・・・世の常として頑張って伸びて行けば、必ず心なき輩から妬みやひがみで足を引っ張られるものです。人の誹謗中傷をして、何か自分に得るものがある筈もないのだが、どうもそれに気付かない人もいるらしい。自分に自信がないから、人が気になって気になって仕方が無い。少しでも足を引っ張って落としてやろう、悪口書いてイヤな思いにさせてやろう等々、気持ちの悪いほどドロドロした負のエネルギーを身に纏い生きているから、本当の仲間が出来ずに警鐘を鳴らしてくれる人がいない、所謂「類は友を呼ぶ」のです。心の底から可哀想だと思います。子供の頃言われなかったかな・・・「人の悪口を言えば、必ず自分に返ってくる。人を褒めてあげれば、いつか自分も褒められる。」小さい頃からあまりにも我儘で、親にさえ教えて貰えなかったのかもしれないが、それは1000%間違いない人間界の摂理・真実です。
 お陰様で?私も便所の落書きみたいなインターネットの書き込み等で、10年以上前から有名にして頂いてますが、私も聖人君子では無いので、あまりに腹が立った時は様々な手法で調べて、本人を特定し直接会いに行った事もありますが、最近では、SさんやTさん等、ろくに話した事さえ無い人がたま~に書き込みをしている様です。先日、ある方から「ある掲示板であまりに誹謗中傷が酷いので泣き寝入りは嫌いだから訴える」とお聞きし、そこを久し振りに覗いて見ました。アララ・・ホントに酷いな~って見ていたら・・・エッ!私も出演している!ビックリ!・・・もちろん、相手にしないのが一番なのですが、そういう人は一種の病気なんだし、最近ではモンスターペアレンツ等と言う厄介な怪物もおり、そういう人の書き込みもあるようだし、しかるべき所に相談すれば簡単に相手が特定出来るらしいから、身にかかる火の粉は振り払わなければ他の皆にも迷惑がかかるのかな、とも思っています。もし、そんな人が違う道場に入門したら・・・逆にそんな人がいる道場に入門したら、エライ事ではないか・・・近い将来には、その迷惑な輩を実名で公表するか訴えるかして、空手の世界から一旦身を引いて頂き、反省する機会を与えた方がその方々の為ではないかとも思っています。

 人はどうでも良いではないか・・・自分さえ頑張っていれば幸せな気分になれるのに・・・萩原サンボスクール→http://www.sambo.jp/

  違うか・・・。
                         
                                  
        
category - 押忍

近況・・・その3 全日本少年少女

2009/ 08/ 01
                 
 6月26日の金曜日、大阪で開催される「全日本少年少女空手道選手権大会」に祐伍が出場するため、いつもの様に「菜穂、奈美」コンビと福島空港から朝一番の飛行機で大阪へ出発。とは言っても、肝心の祐伍は学校を休みたくないとの事で、金曜の夜にナント、家族と共にキャンピングカーで大阪へ・・・。
 
 伊丹空港には京都の小黒社長が迎えに来てくれていた。久し振りの再会であるが、向った先は京都の天龍寺。そこで精進料理を食べ、しばし京都観光してから再び大阪へ戻り、祐伍の応援旗を掲げる為に大阪府立体育館へ。そこでたまたま応援旗の許可を貰おうと声を掛けた方が関西総本部のY師範代であったのだが、何から何まで気を遣って頂き恐縮してしまった。とても良い方で本当に有難かった。
 大阪府立体育館を出てからは・・・言うまでも無く、小黒社長の案内で大阪の夜を満喫する。

 大会当日・・・祐伍のアップに付き合い、やがて開会式が始まったが・・・正直愕然とした。「若獅子の歌」に乗り、試合場に入場した選手達の一部ではあるが、不動立ちで立っていない。所謂学校で言うところの「休め」の姿勢である。おまけに腰に片手を置き、残る片手は前髪をなぞりながら下を向いたままだ。そういう選手が何名もいる。これで「礼に始まり礼に終わる」の武道精神を試合において保てるのか・・・。案の定、試合場においても立礼さえ出来ていないし、雄叫びはするわ、最後の握手では目も合わせず、そそくさと退場する。これが極真か・・・大山総裁がもし会場の何処かで見ていたら激怒するだろうと思いながら見ていた。
 
 祐伍の試合は・・・上段・中段・下段の多彩な足技で、決定的とまでは言えないまでも有効打を放った戦いぶりは、私から見れば本戦は7:3で祐伍の優勢と思われたが、審判の旗は一本しか上がらない。後半10秒位は相手の突きで押された様に見られたか・・・。延長戦・・・9:1で祐伍の完敗。スタミナも去ることながら、勝負への執念の差・・・良い勉強になった。その後相手の後藤選手はどんどん勝ち上がり準優勝であったが、最後まであきらめる事無く戦い続けるその姿勢は称賛に値する。
 祐伍は祐伍でよく頑張った。戦い終わった祐伍の涙は、確実な成長を裏付けるものであり、尊い涙である事は誰もが確信している。その証拠に、今までも数々の大会で苦汁を舐めてきた祐伍ではあるが、同じ相手に続けて二度負けた事は無い。私は、また成長するであろう祐伍の戦い終えた姿を見て、本当に大阪に来て良かったと思った。

 日曜日はワールドカップがあったが、飛行機の都合もあった為に、私たちは途中で大阪府立体育館を後にしたが・・・海外選手の多彩な「技」に比べて、日本人は「ワンツーロー」で押し切る組手。これは少年部も一般部も同じである。確かに「極真カラテは勝負偏重主義」であり、勝てば官軍とばかりに何を言っても許されるし、周りの評価も一時的には上がる。一方、負ければ賊軍で、負けた方は何を言っても言い訳になり、周りの評価も一時的には下がる。しかし・・・総裁時代の先生方も口を揃えて仰っているが、「稽古」を知らない指導者が増えているそうである。私は道場で生徒に言った事があるが、「今のお前達がそこそこ組手が出来るのは、基本や移動や型の「稽古」のお蔭ではなく、ミット、スパー、ウェイトの「練習」をしているからだ。」と・・・身も蓋もない言い方だが、残念ながら事実である。極真カラテを長年やっている人なら誰でも気付いている様に、20代や30代で基本や移動、ましてや型など本気になってやっている人で、組手が強い人など見た事がない。あの競技ルールで勝つにはそんな「稽古」よりもっと効率が良い「練習」を選ぶだろう。何故なら、一般道場生の多くはそれなりの責任を抱えた中小企業のサラリーマンが殆どであり、時間の無い中残業の合間を縫ってやっとこさ道場に通うのが実情である。基本、移動、型なんぞの「稽古」は適当に流して、ビッグミットでワンツーローの「練習」をしなければ試合では勝てないからである。もちろんそれを否定する気はさらさら無い。安全に(実際は結構怪我も多いが・・・)組手が出来、そこそこ強くなれるのが「極真カラテ」の魅力でもあるからだ。だから選手や一般道場生はそれでも良いと思う。
だが・・・指導者になってもそれで良いのか・・・そして少年部はどうだろう。少なくとも門馬道場は「武道教育」としての側面から子供を道場に預けている親御さんが断然多い。そして指導する側も「武道としての空手」を伝えようとの思いが強い。だから「練習」しか知らない人が「稽古」と称して基本や型を教えるのは強く戒めているし、逆に「稽古」のみで自ら試合で勝つ努力の「自主トレ」をしない人に指導をさせる事もない。今、明らかに基本や型は海外の方が上手いし、稽古に時間を割いている様だ。日本は・・・試合で勝てさえすれば「でたらめ」な基本や型でも良いのか・・・基本や型が上手ければ試合で勝てなくても良いのか・・・大山総裁が常に仰っていた「地に沿った基本、理に叶った型、華麗なる組手」を今後具現化するのは、もしかすると海外なのか・・・。

 「文」だけあっても完全ではない。「武」だけあっても完全ではない。「文武両道」であるし、それが極真空手の本分であり、人に指導する場合の最低限のマナーであると思う。
門馬道場は、最低週4回の「稽古」に出席出来ない人は指導員には任命しない。勝敗を別にすれば、組手なんぞは誰でも週1回の稽古でそこそこ形にはなるが、武道の極意とは反復に反復を重ね、継続して汗を流さなければ、その何たるかがわからないものである。どんな凄い選手でも、どんなに優れた指導者でも、10年ブランクがあればただの人である。「武道の修行は断崖をよじ登るが如し。休む事無く精進せよ」であり、週1~2回しか稽古しない人に「極真空手」の指導が出来る訳が無い。
 世の極真カラテの指導者は、一般社会に適応出来ていない人が多いが、「勝てば官軍、負くれば賊軍」である。やはり試合は出る以上勝たねばならない。武道の修行過程では「体・技・心」の順番で会得するのはやむを得ないかもしれないが、最も大事なのは「心」であるから、門馬道場は「心・技・体」と行きたいものである。