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2007年01月

        
category - 押忍

藤原敏男先生の新年会

2007/ 01/ 23
                 
 日曜日、東京でキックの藤原敏男先生の新年会があり、行って参りました。20名程の参加で和やかな雰囲気でしたが、中には女子キックの世界チャンピオンの方や、その昔、あのベニーユキーデ(知らないか・・・)と闘った先生等、昔、漫画で見た面々・・・そんな諸先生方との貴重な意見交換は、私にとって素晴らしい時間でした。と、同時にいつもながらの藤原先生の気配りには恐縮してしまいます。現役時代、ムエタイのチャンピオンとなり、幾多の強豪選手を退けるなど、一際輝く実績を持ち、現在でも格闘技界で多大な影響力を持っている偉大な存在・・・でも、威張らない、偉ぶらない、気さくで、紳士で、武道家より武道家然としている。そんな藤原先生と、同じ空間に居れるだけでも光栄なのに、私ごときに気を使って頂き、いつもながら、本来、強い男はこうあるべきなのだなと勉強させられます。そして、ついつい極真の大先輩方と比べて考える時、胸を痛めてしまうのは私だけでしょうか・・・。

 新年会の場には、もちろん千葉の奥田先生もおりました。藤原先生、奥田先生、私と三人で、これからの格闘技界の方向性、武道教育としての組織の在り方等々・・・色々なお話をさせて頂きました。これらのお話しは、今後、門馬道場の方向性にも反映させて行きたいと考えています。
 しかし・・・奥田先生とは話しが尽きない・・・三時間近く新年会でも話したのに、二次会へと場所を移して、更に二時間。思わず話しながら、移動稽古をその場で試したい衝動に駆られました。あぶない、あぶない・・・ただでさえ、奥田先生は風貌が怪しいのに、不覚にもそこで動いてしまったら、私まで怪しいと思われてしまう・・・でも、男二人で身を乗り出して二時間余りも喋り続けている姿は、充分怪しかったかも・・・。

 いつもの事で、奥田先生と話した後は、益々稽古に身が入り、そして、己の未熟さに再び気付き、それをまた克服しながら、空手道の奥深さにはまって行くのですが・・・しかし・・・今年の正月の二日に、門馬道場の指導員を我が家に招いて、新年会を行いました。そこで今年一年、新たなる目標に向けて誓い合い楽しい一時を過ごしました。その席で、昨年テレビである有名な空手の先生が大会で「型?」を演武したらしく、映像を持ってきた人がいたので、指導員全員で見ました。一同絶句・・・なんだこりゃ・・・あまりの不恰好さに失笑さえ起こりました。
 結局・・・私の尊敬している様々な先生方がおっしゃっていますが、「空手に型は不可欠。だから年をとってからそれに気付いた人達は、空手らしく見せる為に付焼刃で型や基本を覚える。その人はそれで構わないが、一番可哀そうなのは、その人から型や基本を教えられた人達だ。」と・・・。下手な型を見れば誰もそれを真似しないでしょう。でも、上手い型を見た事が無い人は、何が上手くて、何が下手なのかさえわからない・・・先生のそれを真似るしかありません。結果、型はやっても意味が無く、実戦には使えないという結論に行き着き、型を軽視しミット稽古に精を出す。そして選手を引退した頃、また型らしき動きを覚えて指導する。指導された人は、また型の意味を見出せずミット稽古に精を出す・・・せっかく空手に興味をもっても、生涯武道には程遠いこんな現状では、すぐ底が見えて辞めてしまう。そうならないような道場を、そして組織を、これから創り上げて行かなければならない・・・。この事こそが、奥田先生、そして藤原先生との話しの論点であり、その為に今、私達指導者がいかに自分の稽古を掘り下げて行かなければならないか、イヤ、如何に原点回帰し、正しい基本や型を身を以って具現化し、組手に連結し活用出来るか・・・相当な時間を要しますし、とにかく難しいと考えてます。だから奥田先生との話しも、いくら時間があっても足りません。動きながら・・・お互い動きながら試し合いたいです。まだまだ見えないモノがあり過ぎます。だから空手は素晴らしい・・・。
                         
                                  
        
category - 押忍

謹賀新年・・合宿終了

2007/ 01/ 09
                 
 新年明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。・・・年が明けて随分日が経ってしまいまして・・・だいぶ遅い新年の挨拶ですが、まだ旧正月前という事でどうかご容赦を・・・。

 さて、2007の年が明けた一月の六、七、八日の三日間、小学二年生以上の子供達と一般、女子の約90名で合宿に行って参りました。ちなみに今回は大山総裁の孫であるアキラも参加。今回のテーマは「基本」と「型」だったのですが・・・日頃の行いはかなり良い筈なのだが、前日までの好天候とは打って変わって、初日は日本全国爆弾低気圧で大荒れ。さ、寒い。寒すぎる。手の指が効かなくなり手刀が作れなくなる程だ。なんとか我慢しながら、準備運動を終え、座礼の仕方に始まり、基本、移動、回転移動とびっしり一時間やって小休止。もちろん汗はかいたものの、五分もすると一気に体が冷えまくる。動いているうちは良いが、止まったらアウトだ。この小休止を挟み、あまりの寒さに具合の悪くなる子供が続出。残りの一時間半は、当初予定していた立ち方の稽古や、運足の稽古は無理と判断し、急遽組手のフットワークの稽古に切り替える。前後左右は飛ばして、まず横ステップから、切り返しのステップへと続く。難しいステップなので子供達はなかなか上手く出来ないが、でも、体が温まるせいか、ほぼ全員の子が脱落しないでやり遂げた。稽古の最後は、体が温まっている十分位を利用し、立ち方の稽古をした。閉足、結び、平行、不動、内八字、外八字、四股、騎馬の八つの基本を、教えた後に一人一人にやらせてみたが、最初は、アレ?・・・出来ていない・・・最後には大体覚えたかな・・・もちろん、この他にも、三戦、後屈、猫足、鶴足、前屈、低後屈、えの字、双足、掛け足、半月、レの字・・・と一杯あり、日常の稽古の中でやっていますが・・・覚えてないのかな・・・?

 さて、初日の稽古が終了し、お風呂に入った後、バイキングで夕飯をたらふく食べるが、外は相変わらずの雨・・・。食べながら一人で考える・・・次の日の稽古は六時から。この寒さに加え、雨では早朝の暗い中、稽古場まで行くにも一苦労、合宿が終わった次の日から学校、子供達の体調を崩してはいけない・・・そう考えて、早朝稽古の中止を決意。夕飯後、皆に「明日の早朝稽古は中止します」と発表する。寒さに加えて、辛い稽古、当然皆が喜ぶかと思った・・・ところが・・・「エッー」・・・。予想外の反応だった・・が・・嬉しかった。でもやっぱり子供達は無理、と判断し、大人だけの早朝稽古と決定する。
 部屋に戻り、いよいよ消灯時間の九時。が・・・寝ている子なんている筈もない。「部屋で遊ぶのは構わない。でも、廊下に出て騒いだり、他人に迷惑はかけるなよ」と一応注意したが、やはり楽しいんだろう。こっちの注意も「一応」だったせいか、結局殆ど寝ないで遊んでいた模様・・・。やっぱ、早朝稽古やらせれば良かったかな・・・。

 五時半起床。六時から大人だけの稽古が始まる。準備運動はスタティックストレッチングから始まりダイナミックストレッチング、そして前日のステップからジグザグステップへと続く。なかなか出来なかったが、三十分もするとどうにか様になってきた。そこからステップにあわせ突きを入れる動作を加えると、途端にまた動きがぎこちなくなる。その後、後退ステップ、回転ステップも教えたが、様になるにはまだまだ・・・まして実戦で使えるレベルにはかなりの時間がかかりそう。今後の稽古での修得を期待する。
 次に、昔私が飛田先生に教えて頂いた「八方捌き」と「四方突き」を稽古する。八方捌きとは、何の事はない、四股立ち、後屈立ち、騎馬立ち、低後屈立ち、猫足立ちで八方向に受け捌く。四方突きとは、前屈下段払い逆突きと前屈の円形逆突きで四方向に突きを入れる。簡単な様だが、これがなかなか・・・これについても今後の修練によって会得して貰いたい。

 七時半に早朝稽古を終え、各指導員が子供達の部屋に行くが、殆ど起きてる様子・・・イヤ、寝ていないのかな・・・八時から朝食を食べるが、流石に食欲はなさそう・・・眠そう・・・。

 十時からまた稽古。どうにか天候も回復し、多少だが陽が射してきた。いよいよ「型」の稽古に入る。帯別に別れて「平安Ⅰ~Ⅴ、撃砕大・小、突きの型」を反復するが、流石にこのレベルの型はやりなれているし上手い。よし、じゃあ、違う型を・・・と思ったが、時計を見たら時間が無い為、朝の捌きに引き続き、前蹴りに対する実戦的な捌きを三十分程稽古して午前中の稽古を終了した。

 昼食の時間、ホテルのロビーに行くと千葉の奥田先生が到着していた。いよいよ午後から奥田先生の稽古だ。奥田先生は今から九年程前、当時組手しか興味が無かった私に、本当の「型」の効用、用法を教えて下さった尊敬する先生だ。私が参段を允許された時(八年前)にも、奥田先生の道場で審査をして頂き、連続組手の最後の相手をして下さったのも奥田先生だ。極真空手は実戦空手だが、その空手が本当の意味で、一般社会に活かされなければ武道としての本質を失う。つまり実践空手である。自らが修行し、率先垂範、「志」で生徒を引っ張って行く。その「志」が無ければ、何の為の空手か・・・。「言うは易し行なうは難し」である。未だにそれを実践されている偉大な実践空手家が奥田先生である。午後の稽古は二時からだが、言うまでも無く、奥田先生とは時間ぎりぎりまで空手談義に花を咲かせた。


 午後は奥田先生の「基本」に始まり、「型、ナイファンチン」へと続く。まず基本だが、稽古が始まる前、奥田先生は「基本は十分程で、後は型に入りますから」と言っていたのだが、実際は基本のみで三十分にもなる。あまりにうちの生徒の基本が酷かったのか・・・イヤ、違う。奥田先生が乗ってきた証拠だと思い、私は幾分ホッとする。そして「ナイファンチン」へと・・・この型と「三戦」は、本当は最初に覚えねばならない型なのだが、時間の関係上、子供と大人の上級者のみとした。延々と型稽古をした後、「組手のステップ、コンビネーション」へと入る。流石奥田先生だ。流れるような指導が続く。しかし、またしても時間が無い。最後に二十分程組手をやって子供達は四時半で稽古終了。一同集合し記念写真を撮る。子供達が帰った後、一般、女子のみの特別稽古。本来は「型、セーシャン」をやる筈だったが、時間の都合上、引き続き「組手のステップ、コンビネーション」となる。そして最後、スパーリングで合宿での全稽古が終了した。
 この日、嬉しい事があった。保護者会会長の石井さん、小川さん、副会長の加藤さんが、全員分のスポーツドリンクを差し入れしてくれた。寒い中、稽古も暫く見守ってくれていた様である。本当に有り難い。こういう人達の協力、理解があってこその、門馬道場なんだな~と改めて感じた。本当に有難う御座います。感謝。
 しかし、残念な事もあった。夕方、大浴場で女子の子供達が騒いでいたらしい。いくら、開放的になっているからと言っても、他人に迷惑をかける行為は厳に慎まなければならない。猛省を促す。「礼節を重んじ」は言葉だけではいけない。お風呂にいた知らない女性の方が注意してくれたらしいが、勇気ある教えに感謝したい。が・・・その女性から信じられない言葉も飛び出した様である。「私は極真●だけど、あなた達は極真会館でしょう。極真会館はマナーが悪い」とかなんとか・・・。それは関係無いだろが・・・。この女性が、子供達を思って、あえて注意してくれたのなら、心から感謝するが、派閥争いの感情で子供に当たられたのではたまったものでは無い。こういう女性が間違っても指導者にならない事を祈る。

 最後の夕飯を食べ、「ご馳走様でした」で皆、部屋に帰る。最後の晩は子供達もそれぞれ予定がびっしりらしい。中には既に「カップヌードル」を買い込んでいる子もいる。バイキングでたらふく食べただろうが・・・。大人は三十名程で、こぞって懇親会。自己紹介の後は、奥田先生の大山総裁との思い出話しや、空手談義に花が咲く。本当に楽しい時間だった。ちなみに子供達は、前日の寝不足と、稽古の疲れで熟睡している模様。
 最後の朝食は、あまり食べていない子もいたり、半分寝ている子もいた。でも、最後まで皆頑張った。ホームシックや体調不良で泣いたり、いじけたりした子もいたが、我慢し、努力し、それぞれが、それぞれのハードルを乗り越え、ちょっとだけ成長した三日間だったと思う。本当にお疲れ様でした。奥田先生も最後まで有難う御座いました。子供達が家に帰ってから、どんな話しをするのか、すごい興味がある。機会があったら教えて下さい・・・門馬先生は髭が生えてた・・・なんて話だけだったら悲しいな~。